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בֻ

キブツ

Qibbuts · u
音価 u(短い「ウ」)
長さ 短母音
記号 子音文字の下の斜め3点(ֻ)

記号の由来と用法

キブツ(קִבּוּץ)は「集める・集まる」を意味するヘブライ語の語根 קבץ に由来し、3つの点を寄せ集めた形を指すとも言われる。子音文字の下に斜め(左上から右下)に並べた3点(ֻ)で表され、短母音 /u/ を発音する。u 音クラスの短母音として、長母音のシュルク(וּ)と対をなす。

キブツは動詞の活用形(プアル形・ホファル形など受動の幹)や名詞の複数形など、文法的に決まった位置に現れることが多い。独立した語彙としてよく知られる語は限られるが、律法(חֻקִּים)・幕屋の什器(שֻׁלְחָן)など礼拝と律法の文脈で重要な語に見られる。なお、現代ヘブライ語の「キブツ(集団農場)」もこの語根から来ている。

聖書に登場する単語

חֻקִּים
Huqqim
掟、律例(複数形)
神がイスラエルに与えた「掟(חֹק)」の複数形。申命記や列王記などで「主の掟と戒めと律例を守りなさい」という表現に繰り返し登場し、シナイ契約の内容を構成する法的規定の総体を指す。「戒め(מִצְוֹת)」「さばき(מִשְׁפָּטִים)」と並列して使われることが多い。語頭の חֻ にキブツが置かれる。
שֻׁלְחָן
Shulchan
食卓、テーブル
幕屋の聖所に置かれた「臨在のパン(לֶחֶם הַפָּנִים)」を並べるアカシア材の金張りの食卓(出エジプト記25:23〜30)。神の前で常にパンが置かれ、祭司が一週ごとに取り替えた。詩篇23:5「あなたは敵の前でわたしに食卓を整えてくださる」では神の豊かな恵みの象徴として用いられる。語頭の שֻׁ にキブツが置かれる。
תֻּמִּים
Tummim
トンミム(神託の具)
「完全さ」を意味する語根 תמם に由来し、常に「ウリム(אוּרִים)」と対語として登場する(出エジプト記28:30・レビ記8:8・民数記27:21など)。大祭司の胸当てに収められ、神の意志を問うために用いたとされる神託の具。その具体的な形状や使用方法は旧約聖書に詳述されていない。語頭の תֻּ(ダゲシュ付き)にキブツが置かれる。
כֻּלָּם
Kullam
彼ら全員、そのすべて
「全体・すべて」を意味する כֹּל に人称接尾辞がついた形で「彼ら全員」を意味する。詩篇・イザヤ書・エレミヤ書など全書に頻出し、「彼らは皆〜した」「そのすべてが〜である」という断言的な表現に用いられる。語頭の כֻּ(ダゲシュ付き)にキブツが置かれる。
חֻפָּה
Huppah
天蓋、婚礼の幕
花婿のための天蓋・覆いを指し、詩篇19:6「太陽は天蓋から出る花婿のように」で夜明けの太陽の輝きをたとえる際に用いられる。ユダヤ教の結婚式では今日も花嫁花婿が天蓋の下に立つ「フッパー」の儀式が行われ、聖書の表現が現代まで受け継がれている。語頭の חֻ にキブツが置かれる。
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בֲ ă בֱ ĕ בֳ ŏ בְ ə/– בַ a בִ i בֻ u בֶ e בָ ā/o בֵ ē בֹ ō בָה â בִי î בוּ û בֵי ê בוֹ ô
בִヒレク セゴルבֶ

聖書の引用は特記のない限り、聖書 新共同訳(日本聖書協会)による。

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